地の底の魔法使い (ジャンプコミックス)
1巻についてのレビューです!
あらすじ
遥か昔、バケモノに食われ魔法使いが絶滅したという世界。
両親のいないクニミとチサヨの兄妹は地域一帯を管理するヒュケナイに拾われ、働かされていた。
ある日、チサヨが厳しい罰を受け、このままではいけないと考えたクニミは彼女を連れて逃げ出すが、突然発生した大きな地割れに飲み込まれ──!?
おすすめ度 : ★★★☆☆
絵の綺麗度 : ★★☆☆☆
主人公最強度 : ★★☆☆☆
コメディ度 : ★★☆☆☆
魔法使いに憧れる兄妹が、滅んだとされる本物の魔法使いたちに出会う物語。
おすすめ度は低いですが、1巻現在の評価です。
今後面白い展開になる要素を多く含んだ作品です!
始まりは、農家で奴隷として飼われていた兄妹の生活からでした。
実際には捨て子として拾われたクニミ・チサヨの兄妹なのですが、飼い主が非常に残虐です。
ロクに服や食事を与えてもらえず、森で木のみをとってくるだけでも虐待を受けます。
木のみを拾っときたチヒロ。
それを隠そうとするクニミ。
可哀想になる描画は非常に物語に引き込まれやすいのですが、子供のこのような姿を見るのは漫画であれ心が痛みます。
チヒロは虐待されてしまいます。
チヒロは痛いはずなのに笑います。
胸が痛くなる(/ _ ; )
妹は虐待の怪我で歩くこともままなりません。
もうやめてくれ…。
そう思っていると、突如大地が揺れて大きな穴へと二人は飲み込まれてしまいます。
落ちたときに妹はさらにボロボロになってしまい、もうほんとにダメかと思いました。
妹が瀕死の状態で泣き叫ぶクニミの前に、1人の魔法使いが現れます。
すぐに妹の傷を治してくれまさ。
魔法使いにクニミは「予言の子」だと告げられます。
予言の子とは、生存の危機に瀕している魔法使いたちを救う存在になると言われている子供のことです。
領主の虐待からは逃れることはできましたが、魔法使いたちの住む地下の世界もまた安全とは言い切れません。
汚穢<<ソルデス>>と呼ばれる黒い物体がどこからともなく現れ、触れると呪いのように腐らせる異常事態が発生していたのでした。
ソルデスを止めることができるのは予言の子だけ。
その言い伝えがあったこともあり、クニミたち兄妹は魔法使いの国に住むことを許されます。
妹元気になってよかったなぁ( ;∀;)
一度ソルデスを間近で目撃しましたが、クニミの潜在能力なのか、大量の水を上部から落とすことで助かりました。
おそらくですが、水を操る魔法をクニミは使えるのだと思います。
その力でソルデスと戦っていくのでしょうか。
絵は綺麗なものとは言えませんが、物語は引き付けられるものがあります。
ジャンプコミックスということもあり、今後の物語に注目の作品です!