神達に拾われた男 (ガンガンコミックスUP!)
1巻についてのレビューです!
あらすじ
スライムたちと第二の人生を謳歌するやさしく幸せな異世界転生。
日本の中年サラリーマン竹林竜馬は、死後、三柱の神に協力を求められ、子どもの姿で異世界へ転生!
森で一人、のんびり暮らし始めた竜馬は、魔法でテイムしたスライムたちの研究にのめり込んで行き…。
おすすめ度 : ★★★★☆
絵の綺麗度 : ★★★☆☆
主人公最強度 : ★★★☆☆
コメディ度 : ★★★☆☆
真面目系の硬派顔主人公が、ブラック企業勤めから死んで異世界へ転生する物語。
表紙から分かるように、主人公は結構幼い男の子になります。
あまりカッコイイ戦闘は期待できないので、敬遠していましたが別の面白さがありました!
まず、転生するきっかけとなった死因は間抜け(交通事故ではない)ですが…
その際に神様三人から言われる言葉が少し泣けます。
「これからは一つずつ、やりたいことをやるんだよ
気の向くまま生きてみなさい」
主人公はサラリーマンとして、与えられた激務を全部やろうとして、焦りながら生きてきました。
毎日がいっぱいいっぱいで、言われたことを真面目に働いていたのです。
真面目な人は思い当たる節があるのではないでしょうか。
そこからの神様の言葉と、転生後の会話がぎこちない姿に涙が浮かんでしまいます。
と、前置きがながくなりましたが、転生してからのお話しは、ゆっくりと進んで行きます。
スライムを見つけて従魔にし、一緒に暮らしていると大量に増えてしまいました。
キン〇スライムのように合体することもできますので、スペースは問題なし。
さらにスライムは食べ物によって特性を変えるということを発見し、後にこれがすごい発見であることを教えられます。
3年間スライムと森の中で生活していましたが、ある日傷を負った冒険者たちと遭遇します。
前世の記憶から、コミュニケーションが不得意であり、カタコトになってしまう主人公。
さらにスライムが大量にいることで、怪しまれてしまいます。
それでも手当をすることでなんとか信用してもらえることに。
救った相手の仲間には若くてカッコイイ領主もいました。
異世界ものにしては珍しく、とても優しい善人な領主です。
数日後、その領主が父、妻、娘を連れて再び住処へと訪れます。
多分娘のエリアリアがヒロインです。
彼らと話すことで知ることになりますが、スライムの知識や差し出した紅茶、錬金術の使用など主人公が普通にやっていたことはとても貴重で珍しいことでした。
目立ちたくない主人公でしたが、未知の世界の人間のような印象を与えてしまし、注目の的になっていきます。
その後、領主の計らいで、森ではなく街で暮らすことを決意した主人公。
街へ入ってそうそう、賞金のかかった盗賊を討伐していたことが分かり、さらに注目の的になりました。
のんびりといつの間にかチートしている本作品ですが、何度も読み返したくなり、次の巻が早くも楽しみになります!
そして、顔の無いスライムの可愛さがとても表現されているため、そこにも注目ですよ!
是非手に取ってみてください!