異世界を制御魔法で切り開け!(アルファポリスCOMICS)
1巻についてのレビューです!
あらすじ~
ある日、没落貴族の末弟エヴァン・ダグラスは不思議な夢を見る……。それは、未知の技術で溢れた世界で「制御工学」という学問に励む自分の姿であった。──しかも、見た事もない文字と数式からなるそれを、なぜか知識として理解できたエヴァンは、一念発起! 魔力ベクトルを操る「制御魔法」として昇華する!!
おすすめ度 : ★★☆☆☆
絵の綺麗度 : ★★☆☆☆
主人公最強度 : ★★☆☆☆
コメディ度 : ★★☆☆☆
本作品は、転生したことをあまり覚えていない主人公の物語です。
そこだけ見れば「灰と幻想のグリムガル」の設定と同じですね。
ともかく、主人公は領主の息子の一人「エヴァン」として異世界に転生しています。
しかし、黒髪であることと魔力量の少なさから、一人だけ質素な生活を強いられていました。
魔法に関してはチュートリアルのような説明があります。
「魔法の基礎をおさらいしておこう――」
と言って始まる魔法レクチャー。
よくこのような言葉から世界観を説明する先品を見かけますね。
しかし、自然に説明調ではない作品はどれも表現がうまく、良作が多い気がします。
本作品は前者ですが…。
世界には四系統の魔法が存在します。
物質を生み出す「生成魔法」
物質を一定の方向に押し出す「力場魔法」
空間および時間に変化を与える「時空魔法」
それらを制御する「制御魔法」
……分かりにくい( ゚Д゚)
なぜこの四系統なのか、意味があるのかは原作を読めばわかるのでしょうか?
身体強化はできないのだろう。どれにも当てはまりそうにないので…。
エヴァンはその中でも、制御魔法を得意になっていきます。
理由は転生前の夢を見たからです。
「あの夢でみた数式の羅列の原理と同じだっ…」
…え、どこが( ;∀;)? なにが( ;∀;)?
エヴァンは常人には分からない超天才児のようです。
その制御魔法ですが、ボウガンと盾を空中で操り、剣をもって戦うとスタイルに応用します。
地味な戦いなので、あまりカッコよくはないです。
表紙絵の構図はかっこいいのに残念!
しかし、↓のような絵は好きなので作品が違えばもっとカッコイイ漫画が描ける作家さんだと思いました。
1巻は質素な生活から制御魔法を鍛え上げ、領主に認められて領を去っていく―――
簡潔に言えばこのような展開になります。
興味のあるかたは読んでみてください!