回復術士のやり直し1巻(角川コミックス・エース)についてのレビューです!
※本記事は若干のネタバレを含みます。
あらすじ~
【癒】の勇者ケヤルは、ある日【回復(ヒール)】が最強に至る魔法だと確信する。そして世界そのものを【回復】して四年前に戻り、自分の人生を弄んだ者たちへ復讐することを誓うのだった。
おすすめ度 : ★★★☆☆
絵の綺麗度 : ★★★☆☆
主人公最強度 : ★★☆☆☆
コメディ度 : ☆☆☆☆☆
今回は回復術士のやり直し1巻を読んでみてのレビューです!
角川のCMでも話題になっている本作品。
世界にはクラスと呼ばれる生まれながらの成長素質が存在します。
その中でも『勇者』クラスは10人しかいない、最強のクラスです。
主人公ケヤルも『癒』の勇者として覚醒しましたが、全ての勇者の中で最も必要のない勇者として認知されています。
それはなぜか――実は、ただの回復であればエリクサーと呼ばれる薬で全快するのです。
それだけでなく、ケヤルが癒しの魔法を使う場合、その傷を負ったときの状況を体験してしまうため、激痛を毎回受けてしまうのです。
そのため、その激痛を嫌がるケヤルですが、他の勇者たちはそんな彼に対して無理やり回復魔法を使わせるように薬物で調教していました。
悪をもって悪を制す、ということでしょうか。
なんとも残酷な世界です。
そんな世界が、魔王討伐と共に終わりを迎えようとしたとき、ケヤルはついに反撃の狼煙を上げます。
実は彼はすでに薬物の耐性を得ていました。
そして、勇者たちが魔王との闘いでピンチに陥ったところで、仲間を見捨てて魔王に突撃――討伐後に取得した賢者の石を使って時間遡行を行い、過去に戻ります。
全ては復讐のために――。
題名からして、ほんわかした内容だと思いましたが、復讐によるやり直しのお話しです。
回復を行った相手と同じ体験をするため、その相手が強ければケヤルも同様に経験値を取得して強くなります。
そうして、過去で復讐のためにレベルをあげて、ついに諸悪の根源である勇者のリーダー的存在である『術』の勇者(女)に復讐を果たすところまで…。
ここで1巻の内容は終了です。
本作品、勇者の精液を体内に摂取することで、レベル上限が解放されるという謎の設定が存在するため、アレのシーンも出てきます。
しかも、女だけでなく男冒険者も存在するので……
( ゚Д゚)
完全に歪んでしまった主人公ケヤルですが、世界の人間たちも狂っているため、今後どこへ向かっていくのか気になる作品です。
しかし、筆者的には勇者が悪魔みたいなやつらばかりなので、おすすめ度を少しさげました(;´・ω・)
気になる方は読んでみてください!