ニートだけどハロワにいったら異世界につれてかれた (ヴァルキリーコミックス)
1巻についての紹介です!
あらすじ
ハロワにて、とあるゲームのテストプレイの求人情報を見かけたニート山野マサルは面接会場から即刻異世界へと転送される。
お仕事の内容は20年以内に滅亡を迎える異世界で、特定の条件を満たすか20年間生き残ることだった!?
滅亡が運命づけられた世界、ラズグラドワールドを舞台にマサルの無理せず頑張る冒険ライフが幕を開ける!
おすすめ度 : ★★★☆☆
絵の綺麗度 : ★★★☆☆
主人公最強度 : ★★☆☆☆
コメディ度 : ★★★☆☆
普通系男子がチートすぎる能力を持たず、堅実に努力で成長する物語。
テンプレ的縦巻ロールヒロインの可愛さ。
表題の通り、本作品はニート主人公が異世界に転生するお話です。
ニートが主人公の場合、大抵転生前は救えないほどどうしようもない人間です。
しかし、この物語の主人公マサルは23歳であり、ハローワークに行くくらいはできます。
履歴書もっていきませんが…
という今の時代どこにでもいそうな若者が、異世界で居住する仕事を紹介されます。
20年以内に滅亡するという事実を神様に告げられ、その20年を生き延びれば元の世界に帰れるという条件。
何このよくわからない条件…と思いきや、実は勇者を選定するのが面倒な神様の思いつきでした。
異世界の世界にいけばファンタジーな世界が味わえる! とワクワクしていたマサルですが…。
野兎の群れに襲われ、剣を振るも身体がついていきません。
なんとか小規模の魔法で逃げ延びたものの、街の前で倒れる結果となってしまいました。
描写的にあまり理不尽なことにはなっていませんが、全体的な雰囲気が和気あいあいとしているので、このぐらいが丁度いいかと思います。
仲間がガンガン死んでいく灰と幻想な物語とは対照的です(*´ω`)。
倒れたマサルを介抱したのが、神官のアンジェラ。
メインヒロインの立場なのでしょうが、あまり特徴的なところがなくグッとこないのが所感。
ギルドのティリカという人見知り真偽官の方が可愛い。
そんなティリカの前で、冒険者になる目的を問われるマサル。
「ハーレムを作りたいです」
顔を赤らめながら答える彼ですが、これがフィクションでなければ相当の非難がきそうですね。
まずは働けと。
そんな野兎にも負けるマサルの根性を叩きなおすため、服ギルド長に強制的に訓練に参加させられます。
「聞けぇクソ虫共ぉ!」
から始まり、奴隷の首輪までつけられることに。
訓練が超体育会系です。
そういうわけで、訓練を終えたころには野兎なんて楽勝になる力を手に入れました。
しかし、現実は甘くなく、回復魔法を手に入れたマサルでも救えない人がいる状況に直面します。
傷は癒せるが、栄養失調などによる病気までは改善できません。
目の前で救えない人間を見て、無力さを痛感します。
そんな彼を元気づけるメインヒロインのアンジェラ。
ここだけ見ると、可愛いんですけどね(*´ω`)。
物語がひと段落したところで、街にゴブリンなどが攻めてくるとの報せが届きます。
冒険者を多く募集し、討伐に向かいますが、ここで第二のヒロイン縦巻ロールが登場。
ツンデレのエリザベスです。
高飛車なお嬢様タイプですが、力を合わせて戦ううちに次第に打ち解けていきます。
二人を入れた冒険者たちがドラゴンと戦う場面で1巻は終了です。
あまり盛り上がりもなく、ほのぼのでもなく進んでいく物語ですが、気になった方は読んでみてください♪