インフィニット・デンドログラム (HJコミックス)
1巻についての紹介です!
あらすじ
プレイヤーの行動や性格、プレイスタイルにより無限の進化を遂げる<エンブリオ>、仮想世界の中でのみ生きるNPC<ティアン>。
夢のようなシステムを搭載したダイブ型VRMMO。
主人公・椋鳥玲二は大学受験を終えて、かねてより念願だったその<インフィニット・デンドログラム>を起動する――。
おすすめ度 : ★★★☆☆
絵の綺麗度 : ★★★☆☆
主人公最強度 : ★★★★☆
コメディ度 : ★★★☆☆
原作発売当初、非常に話題になった作品。
VRゲーム内での死闘を繰り広げる近い将来のありえる話。
一人一人違うユニークスキルを持って戦う斬新な設定。
原作のライトノベル発売当初、書店やネットで話題となった作品。
SAOブームの中、同じVR作品として大頭してきたというイメージが強いです。
では、本編を―――
VRゲーム「インフィニット・デンドログラム」を玲二(レイジ)がプレイする場面から始まります。
完全ダイブ型のVRMMOゲームとして有名になったこのゲームは、プレイヤーに合わせて固有のスキルを使ってプレイします。
誰でも特別になれるということですね。
そんなゲームにダイブした玲二でしたが、早々に難易度の高いクエストが発生してしまいます。
後に合流する先輩プレイヤーの兄からは、こんな説明がされます。
プレイヤーの強さに関係なく事件は起こる、リアルに近い世界だということです。
ちなみに兄のゲーム内の見た目は熊です。
なのに、めちゃくちゃ強いです(笑)
そして先ほどのクエストですが、ただの人探しかと思いきや、依頼主である王女の命にかかわる非常にシビアな依頼だったのです。
このゲーム世界では、玲二のようなプレイヤー達は死んでも24時間たてば再び復活しますが、NPCなどのゲーム世界の住人は死ぬとそのまま弔われます。
リアルに近い世界がゆえに、その死は非常に重く受け止めるプレイヤーもいるということです。
玲二もその一人であり、王女がピンチと分かるとすぐに駆け出しました。
もちろんプレイしたばかりなので、敵を倒すのはお兄ちゃんの仕事です。
しかし、お兄ちゃん…大技の発動中に敵に連れ去られ、さらに王女も妹を救うために一人で敵に立ち向かいました。
玲二は王女の妹を連れて逃げますが、ついに追いつかれてしまいます。
兄にもらった超高級アイテムで立ち向かいますが、何度も瀕死状態に陥ります。
アイテムも使い切ってしまい、絶望的な状況。
ただ一つの可能性として残っているのは、プレイヤー一人一人に与えられる「エンブリオ」と呼ばれる固有スキルです。
望みを託し、叫んだその時に現れた一人の少女―――
玲二のエンブリオは人型の珍しい「ネメシス」と呼ばれる女の子でした。
武器として変形したネメシスのスキルは、相手から受けたダメージを倍返しするもの。
今までのダメージを清算し、一撃で敵を仕留めます。
無事に王女と兄にも再会し、一件落着。
街に戻って防具を揃え、レベル上げを始めます。
ようやくRPGらしくなってきたところに、年の近いプレイヤー「ルーク」とそのエンブリオの「バビ」。
今後も一緒にプレイしていく旅の仲間になっていきます。
そうしてレベルを上げていると、急に頭部へのダメージ。
その正体はモンスター型のエンブリオによるPK(プレイヤーキラー)でした。
オンラインゲームなどでもある、プレイヤー同士の戦いと思っていただければ、分かりやすいと思います。
その相手に、なんとか逃げようとした玲二でしたが、ついに攻撃に捕まってしまい死亡。
24時間ログインできなくなってしまいました。
再びログインしたときには、気落ちしたネメシスを目の当たりに…。
玲二と二人で強くなることを誓い、気持ちを新たに再出発することになりました。
第一巻はここで終わりです。
プレイヤーに死がない点では、SAOと違い緊張間が薄れますが、その点NPCの死で補っていると思います。
ただ、前評判が高すぎた、レビューが高すぎたという点で期待値が上がってしまい、読んでみてもそこまで面白いものとは思えませんでした。
そのためこのような評価になっています。
現在もファンの多い作品なので、読み続けてみようと思います!