聖者無双 (シリウスコミックス)
1巻についてのレビューです!
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あらすじ
銃弾に倒れた一人のサラリーマン。
気付けば聖属性魔法の才能を授かり、ルシエル・15歳・治癒士として異世界に転生した。
新たな世界で生き残ることを目標にまずは身体を鍛えることを決意し、厳しい訓練をひたすら受けるのだった。
身体も味覚も耐え忍ぶ、ドMゾンビ気質が芽を出す第1巻!!
おすすめ度 : ★★★★☆
絵の綺麗度 : ★★★★☆
主人公最強度 : ★★☆☆☆
コメディ度 : ★★★☆☆
西洋風の表紙の本作品をご紹介!
表紙絵は線が薄く、少女漫画のような絵かと思いました。
しかし、中身はしっかりとした線の濃淡で読みやすいです。
主人公は社会人の営業マンでしたが、不運にも死んでしまい異世界へと転生します。
転生前に、まるでゲームのような初期設定を行い、そこで自分の能力値を限りある範囲で割り振ります。
なんでも初期習得できますが、ポイントのような制限があるため、最初からチートで最強…ということにはなりません。
普通のプレイヤーとして、少し優遇されている程度です。
転生後の名前は「ルシエル」に設定する主人公。
彼は治癒士というジョブを選び、後にそれが貴重な職業であることを実感します。
近くの街へ文無しでやってきたものの、治癒士というだけで関税が免除されます。
どうやら治癒士は特別で希少なジョブのようです。
治癒士のギルドで経験を積んだルシエルは、その後すぐに冒険者ギルドへと登録します。
あまり金の無い彼は、ギルドで訓練を受ける代わりに、負傷した冒険者たちを治すという取引を行いました。
慈善事業のように金銭をもらわずに治癒を施す彼の姿は、どこか周囲から浮いていました。
そもそも、人族が他種族を蔑まないことは少なく、下手にでるルシエルは次第に人気になっていきます。
初刊ということで、ルシエルの治癒士としての修業や世界感中心ですが、これから成長して人々を救い続ける彼に期待です!