【レビュー】(第1巻)盾の勇者の成り上がり

盾の勇者の成り上がり (MFコミックス フラッパーシリーズ)

1巻についてのレビューです!

あらすじ~

勇者として異世界に召喚された尚文は、冒険三日目にして仲間に裏切られ、すべてを失ってしまう…。他者を信じることのできなくなった尚文の前に、一人の少女が現れるのだが…!?

おすすめ度  : ★★★★★
絵の綺麗度  : ★★★★☆
主人公最強度 : ★★★★☆
コメディ度  : ★★☆☆☆

おすすめまとめにも選ばせていただいた作品です。

なぜこの作品がアニメ化されないのか、と思ってましたが―――

アニメ企画絶賛進行中でした!!

楽しみです!!

さてさて……

物語の始まりは大学生の主人公「ナオフミ」が「四聖武器書」と書かれた本を読み、異世界へ召還されるところからです。

他にも年の近い青年三人が一緒に召還され、それぞれ剣・弓・槍の武器を持っていました。

国王の前で召還された四人は『勇者』であることの説明をうけます。

そして、ここからナオフミ――「盾の勇者」に対する差別的な迫害が始まります。

初めは勇者に同行する冒険者たちからでした。

同行したいと思う勇者を冒険者が選ぶのですが…

ナオフミにはまさかの0人。

勝手に召還されて、必要のない存在って…もうすでに居た堪れない!

始めから疎まれる存在として認識されているのです…。

自分ひとりでは戦えない、必要のない勇者として認められているようです。

しかし、これだけならまだ救いはあります。

盾とはいえ、最強の勇者の一人なので、いづれ人望は集まるはずなのです。

ですが―――

国王の再度の問いかけにより、一人の女性がナオフミとの同行を申し出ました。

名は「マイン

実は国王の娘であり、始めは槍の勇者と同行するつもりだった女です。

先に言っておくと、この女、物語の根幹にくる『人間の悪』の部分を非常に体現しています。

右も左も分からないナオフミは、とりあえず支援金をもらってマインと共に装備をそろえることに。

盾以外の武器は所持できないため、防具を揃え、余ったお金でマインの装備一式を購入します。

このときのナオフミは彼女のことを信用しきっているのです。

優しい彼はたった一人同行してくれた彼女のことを、ぞんざいに扱うことなどできませんでした。

しかし、そんな彼女は盾の勇者をカモとして見ており、その夜には持ち物と援助金全てを盗んで逃げます

最低野郎です。

起床したナオフミはそのことに気づき、慌てますが、そこへさらなる追い打ちをかけるように兵士たちがやってきました。

「強姦罪の容疑で連行する」

もちろん全てマインの仕組んだこと。

他勇者三人もナオフミのことを蔑み、あろうことか槍の勇者はナオフミが購入した防具を着ていました。

とんでもない裏切りです。

槍の勇者は基本偽善者のアホなので、マインを信じ切っています。

そのため、もちろんマインの悪事であることを一切疑いません。

典型的なポンコツ野郎です。

謂れのない罪が世間に広まり、ナオフミは国民全てから蔑みの目で見られました。

そのせいで、極度の人間不信に陥り、誰も信用できない状態になってしまいます。

顔つきががらりと変わります( ;∀;)

<before>

<after>

知らない世界で味方は誰一人としていません

それなのに、そんな世界の人間たちを『守る』ために戦わなければならない――。

それが盾の勇者の使命だからです。

無一文となったナオフミでしたが、街から出ようとしたときに防具を購入した武器屋の親父に出くわします。

親父もナオフミを犯罪者だと思っていましたが、厳しい口調で服や道具を投げ渡しました。

この段階では、ナオフミの唯一の味方です。

こういうキャラって影で支えてくれるから、好感度があがります!

装備と道具を持って近くの森でモンスターを倒そうとしても、攻撃力が低くほとんど倒せない。

倒せないからレベルも上がらないし、金も手に入らない。

盾の勇者一人では、この最悪なループから抜け出すことはできませんでした。

そんな彼の前に、怪しげなじじいが現れます。

『奴隷商』

ナオフミには戦うための術が必要であり、なけなしの金で病弱な一人の亜人を購入します。

名は「ラフタリア」

まだ子供であり、咳をし続けている彼女ですが、ナオフミは奴隷紋を使って戦いを強要します。

自分の代わりに戦わせる――

冷酷なように聞こえますが、その代わりに彼女のことを守ることを誓います。

同行設定を行っているため、ラフタリアがモンスターを倒せば、ナオフミにも経験値が入ります。

もちろん「マイン」と同行しているときに経験値など入っていなかったため、彼女はその説明すらするつもりはなかったということです。

ラフタリアと二人で地道にレベルを上げ、お金を稼ぎながら貧乏生活を送るナオフミ。

しかし、普通の生活の中でもラフタリアはずっと咳をしており、モンスターに非常におびえていました。

体調の方はナオフミの調合した薬でなんとかなっていますが、モンスターに対する恐怖は過去のトラウマからくるものです。

あるモンスターとの戦闘でそのトラウマを乗り越えるのですが、実はこの問題は後々分かるラフタリアが奴隷になった過去に大きく関与してきます。

非常に見ていてつらい物語の始まりですが、1巻では武器屋の親父とラフタリアという非常に希薄な関係の味方ができます。

国民、勇者から疎まれる存在となってしまったナオフミ。

そんな彼が本当にゆっくりと信頼を得て、人間を信用していた元の人格へと戻っていく過程に心を打たれること間違いなしです!!

是非読んでみてください!

※ある理由で8巻までは読み続けることをお勧めします。

ついでに、ポンコツ野郎こと槍の勇者のスピンオフも出ております!
※私は読む気になれなくて、読んでません。

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